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ジャン=リュック・ゴダール「インタビュー」

ジャン=リュック・ゴダール「インタビュー」

ソニーでもパナソニックでもいいけれども、小さなカメラで何かを撮ってごらん。私たちが昔、16ミリでも高すぎてできなかったことが、今はできる。同時録音もほとんど録れなかった、今はそれができる。好きなように撮影ができる。最初は、あなたの一日を撮ってみなさい、このように言います。 朝起きてから、夜寝るまで、そして夜も夢を見ている。その一日を撮りなさい、本当のあなたの一日を撮ってみなさい。警察に話すようなやり方ではいけない。朝起きて、歯を磨いて、コーヒーを飲んで、仕事にいって、友達と会って話して、それから寝た、これは本当のあなたの一日ではない。本当のあなたの一日を語るように試してみなさい、こういう風に言います。 カメラを使って、映像と音を採って、本当の一日を果たして語ることができるのかどうか。撮ってみたら、本当の一日は語れないということがわかる。自分にはできない、本当の一日がこのカメラで語れないとわかったら、ハリウッドに行きなさい。ハリウッドでは受け入れてもらえるだろう(笑)。しかし、もしも自分が本当の一日を撮れたと思うなら、友達やお母さん、あるいは身近な人に見せなさい。見てもらって、果たし
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ギャラリー小柳が書店に変身!? “1冊の本を売る”森岡書店との注目の共同企画展が開催

ギャラリー小柳が書店に変身!? “1冊の本を売る”森岡書店との注目の共同企画展が開催

東京・銀座の画廊・ギャラリー小柳と、“1冊の本だけを売る”書店「森岡書店」による、異色のコラボレーションが実現。アーティストらが1冊の本から制作した作品の展示・販売を行う「ONE SINGLE BOOK」は、2024年6月22日(土)まで。 銀座1丁目に位置するギャラリー小柳と、同じく1丁目に位置し、約1週間で1種類の本だけを販売している森岡書店による、共同企画展が開催した。アーティストや著述家など31名が自由に1冊の本を選び、独自のアイデアで本に手を加えて作品に仕立てる。それぞれのアーテイストらがなぜその本を選んだのか、どんなプロセスを経て形にしたのかをたどることで、本とアートの関係に想いを馳せる試みだ。 参加アーティストは、ギャラリー小柳からは杉本博司、須田悦弘、束芋、寺崎百合子、中村裕太、クリスチャン・マークレー、ソフィ・カル、マーク・マンダースなど15名。森岡書店からは、朝吹真理子、遠藤薫、諏訪敦、花代、羽良多平吉、平澤摩里子、廣瀬智央、向井山朋子、シャルロット・デュマなど16名が参加予定。また会期中には、
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未来のリーダー像。

未来のリーダー像。

The Questions 1. あなたの「未来予想図」をお聞かせください。少し先の将来において、世界がどうなるといいなと考えていますか? 2. 1の「未来」では、あなたはどんな活動をし、どのように社会と関わっていたいですか? 3. あなたの職業は、将来的にどんな変化・進化を遂げていくと思いますか? 4. 1の未来のために、今からしなくてはならないことは何だと考えますか? 5. 未来において必要とされる「リーダー」には、どんな資質が必要でしょうか? 6. もし今タイムカプセル(未来に残したいもの)を作るとしたら、何を入れますか? 1. バーチャル世界、仮想空間での生活ができるようになっていたら面白いと思います。 2. モデルのお仕事を通して、差別や偏見のない、多様性が認められる活動をして、社会との関わりをもちたいと思います。 3. さまざまな年齢、人種、体型、性別の人たちが活躍でき、今ある概念が変化し、新しい概念に生まれ変わると思います。 4. 個性を認め合い、一人一人の考え方が良い方向に向かうように、自ら発信していくことです。
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ソール・ライター

ソール・ライター

『ニューヨークが生んだ伝説の写真家 』 2020年1月9日〜3月8日 2017年、〈Bunkamuraザ・ミュージアム〉で日本初の回顧展が開かれ、大きな話題を集めたソール・ライター。1923年に生まれた彼は50年代のニューヨークでファッション・フォトグラファーとして活躍したが、80年代に商業写真から退き、2006年にドイツのシュタイデル社からカラー作品集が出るまで半ば忘れられた存在となっていた。
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藤森照信の茶室を巡るツアー

藤森照信の茶室を巡るツアー

通常は一般公開されていない藤森照信さん設計の3つの茶室に入ることができるガイドツアー 「フジモリ茶室プレミアムガイドツアー」 JR 茅野駅から車で5分。所要時間は約3時間。実施期間は通年4月~11月(雨天中止、12月~3月は休止)。実施日の設定はなく、申し込みがあった時点で催行可能な人数が揃えば実施。定員8名(最少催行2名)。料金は7,500円(3名以上。参加者が2名の場合は1名あたり10,000円となる)。
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奥山由之の写真展『君の住む街』 被写体に小松菜奈、広瀬すずら女優35人

奥山由之の写真展『君の住む街』 被写体に小松菜奈、広瀬すずら女優35人

『奥山由之写真展 君の住む街』が、4月27日から東京・表参道ヒルズ スペース オーで開催される。 1991年生まれの写真家、映像作家の奥山由之。ファッション誌をはじめ、CDジャケット、広告、映像など幅広い分野で活動している。2011年に『第34回写真新世紀』優秀賞、昨年に『第47回講談社出版文化賞』写真賞を受賞。 同展では、雑誌『EYESCREAM』で連載された「君の住む街 -tokyo september orange-」から約140点のポラロイド写真を展示。さらに表参道を中心とした撮り下ろし風景写真約25点も紹介される。 ポラロイド写真の被写体には小松菜奈、木村文乃、有村架純、中村ゆりか、門脇麦、忽那汐里、清野菜名、本田翼、森川葵、夏帆、広瀬すず、中条あやみ、二階堂ふみ、飯豊まりえ、早見あかり、新木優子、山本舞香、多部未華子、吉岡里帆、久保田紗友、黒崎レイナ、
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夜              武田百合子 (1925-93) どこかの醸造やの酒ぐらで 酒が凍ることがあると だれかがいつた。 美しい酒が凍るのは きつとこんな夜かもしれない 山はねてしまつた もし ひとつの星が杉の森に 深くおちたとしても だれも目をさますものはあるまい 風だつて今夜は岩かげに眠るらしかつた 動くものは宿のランプの灯のかげ。 今こそ 峡のすい晶はきびしい音をたてて 結晶をはじめるかもしれぬ すゝむちやん 今夜あたりは 星の熟柿が自分のおもみに たへかねて 川におちこむかもしれない 生れて始めてのやうな しづかさだね ・同人誌『かひがら』(1943、号数不明)所収
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